・・・・海上自衛隊(班対抗・連帯責任)方式研修のご案内・・・・
・・・(半日コース・1日コース・1泊2日コース)・・・・
本研修の意義及び趣旨
昨今の東京都の豊洲移転問題が顕著に示すように何か不具合が生起した場合に責任者の不在が問題になります。
これは組織の業務指揮命令系統が厳格に維持されていないからに他なりません。
指揮・命令系統が厳格に維持されていなければ、ジョブ(任務)の付与があやふやとなり、 責任の所在も不明確となります。
ピラミッド型の組織であれ、フラット型の組織であれ、厳格な業務指揮命令系統を定着させないと 組織のあらゆる資源を全幅活用した業務は実施できません。
この様な日本企業の組織の弱さを改善し、本来日本人が持っている強力なリーダーシップと 和と共栄の精神に基づくチームの団結力を体感し、強いリーダーシップの発揮に必要な意識は何か、 チームが団結するためにチーム員として意識しなければならないのは何か、といった本質を理解し、 体得してもらうのがこの研修です。
そして本研修は、海自の班対抗・連帯責任方式により行います。
リーダーに必要な意識(資質)
それは覚悟と愛情・・・
覚悟・・目的・目標達成のために部下の失敗も含め自分が全責任を取るという覚悟
・・・この覚悟は自分で意識して初めて芽生えます。
愛情・・部下の指導について、業務達成のための指導のみでなく、人間力の向上のための 指導を行う愛情
・・・これは部下に対する親身な愛情がなければできません。
チーム員に必要な意識(資質)
それは真のフォロワーシップの理解と実践
フォロワーシップの理解
・・リーダーの達成すべき目標を理解し、自分のやるべき仕事を 自ら考えて行動できる力
・・・チームがリーダーのベクトルに一体となった時 に初めて体感、体得できます。
フォロワーシップの実践
・・・チーム員が相互に信頼感、協調性を持ち、またリーダーを 信頼し尊敬しなければフォロワーシップの真の実践はできません。特に日本人 はこれが不得意です。チームは得意、不得意を持った複数の人間が集まって、 得意を出し合って不得意を補い、チーム員個々の総和より大きな力を出さなけ ればチームを作る意味はありません。このために必要な意識は愛情です。この 愛情はお互いに認め合って初めて芽生えます。
どの様な研修内容でこれらを達成するか!
ステップ1:開校式(約30分)
本研修の意義、効果、真剣に参加しなければ会得できないこと等を研修員に自覚させ ます。・・・開校式における訓示から本研修の真剣さを理解して下さい。⇒訓示
ステップ2: 班編成及び団結式(30分〜1時間)
郷什塾独特の手法により、チーム内の信頼感、愛情を約1時間で醸成します。
多くの研修実績で実証しています。 特に謙虚で控えめな日本人で初対面のチームの団結力の定着には定評があります。
ステップ3:基本教練:号令及び基本動作の発声・動作訓練(1時間)
研修員全体で基本動作の号令、動作を説明し、演練します。
基本教練で使用する号令等はこちらからご覧ください。⇒号令詞等
ステップ4:班毎の訓練(2時間)
全員が班長、副班長、指導員、班員を経験するまで輪番で訓練を行います。
訓練要領はこちらからご覧ください。⇒訓練要領
ステップ5:各班対抗コンテスト及び表彰
基本教練(基本動作・行進動作)の各班対抗のコンテストを行う。
各班の展示時間は5分とし、採点は他班の代表者が行い、優勝班を表彰する。
オプション研修(リーダーシップ・フォロワーシップ・チーム力向上の例)
1 報告要領のロールプレイ
各班に対して同じ状況(報告者、状況、問題等)を付与し、実際に報告をさせる。
各班の報告要領の良い点、悪い点、あるべき報告要領について、他班に発表させ討議 する。
2 命令・通信競技
部長――課長――課員×2の4名で1個班を編成し、部長に対する状況付与、命令の 付与から任務(業務)終了までの時間を競う競技
言葉は一切発せず、手書きの命令書、報告書のみで任務を遂行する。
3 作戦要務競技
作戦要務手順を踏まえた作戦計画を作成し、複数個所の拠点を先に攻撃して総合得点を競う班対抗競技
班毎に何処のポイントから攻撃するか、状況が変化したら作戦をどのように変更するか、 偵察員をどのように行動させるか等の方針を含む作戦計画を作成し、各ポイントを攻撃し、 総合得点を競う。